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*「俺って本当に好きになった人とは結ばれない運命みたい」

そう思って牧野を諦めた。

牧野を幸せにできるのは俺しかいないと本気で思っていた。

司が俺の前で土下座をして謝るまでは・・・。

あいつのあんな姿見たくはなかった。

あいつが・・・

俺を殴りに来たのなら黙って牧野を諦めることはなかっただろう・・・。

桜の木の下、俺の思いには答えられないと牧野に言われても・・・

牧野の涙、思い、悲しみ、全部俺がそばで受け止めてきたのだから・・・

どんなに牧野が司のことを信じると言っても・・・

俺は牧野を待つことができただろう。

今までも牧野は悲しみと一緒に何度も俺のそばに戻ってきたのだから・・・

だけど・・・

あいつは俺の前に突然両手をついて「牧野のことは諦めてくれ」と土下座した。

俺様のあいつが土下座するなんて世界が終ってもあるはずがない出来事だ。

それもいとしい女のために・・・。

人の感情なんてそんなに簡単にコントロールできるものじゃない。

そう簡単に割り切れたならどんなに楽だろう。

牧野を諦めると決めた日、いとしい思いを胸の奥に閉じ込めた。

どうか牧野の涙を俺に見せないでくれ。

波風が立って心のカギをこじ開けないように・・・。

思いは切ないほどに、まだ君を愛してる。

 


類にはやっぱり永遠につくしを思っていてほしいて感じで書いてみました。
これってやっぱりアリだーーーと思っているのは私だけではないですよね?
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* 3月30日は花沢類の誕生日だ。
高校2年で知り合って大学に上がる春、初めて、私は花沢類の誕生日を知った。
道明寺なんて誕生パーティーを盛大にやってたから、自然に耳に入ってきたけど・・・
ほかの3人が、パーティーやってる話なんて聞いたことないと気がついた。
美作さんと西門さんはそんなもん中坊で卒業したと、二人口をそろえた。
類の場合は「だるい」と一言で片づけてパーティーなんて記憶なしだと教えてくれた。
「なんで牧野、類の誕生日なんか気にするの?」と西門さん
「いつも世話になってるし・・・誕生日が近いこと道明寺に聞いたから、なんかできないかなって、思ってね」
「それじゃぁ、俺達がとっておきのサプライズ教えてやるよ。これなら絶対、類は喜ぶぞ」

・・・・と言った二人にのせられた私はバカだった。

子供のころ、花沢類の大事にしてたクマのおもちゃを道明寺が壊して、今でも結構二人の間では禁句的出来事になっているらしい。
私がクマの着ぐるみ着て「道明寺からの昔のお詫び」なんて飛び出したら二人のわだかまり無くなるぞ!なんて言葉に、なんでのせられたのか・・・。
今さらながらに自分の馬鹿さ加減が情けない。

今、私はバカデカイ箱の中で黄土色のリラックマ着ぐるみ着せられて膝を抱えて座ってる。
3月だというのに蒸しぶろ状態でこの箱が開けられる瞬間を待っていた。

「この箱、司と牧野からのプレゼントだぞ」
外野から西門さんの声が聞こえる。
そしてガサゴソとリボンを取り除く音。
そして、箱が開いた瞬間「道明寺からの昔のお詫びです!」と意を決して飛びだした。
花沢類のビー玉の瞳の中にリラックマの顔が映し出される。
着ぐるみの中で私は冷たい汗がドッと噴き出た。
「もしかして・・・牧野?」驚いた表情を一瞬見せた花沢類が「ククク」と声を上げる。
その声はどんどん高くなり必死で笑いを抑える表情に変っていった。
「それじゃ、その格好で俺に付き合ってもらおうか」
「えっ?付き合うってどこへ?」
「どこって?二人でデート。クマの着ぐるみと手をつないでも司には怒られないでしょう」
それって・・・
いつもの花沢類の発想と違うんじゃない?
戸惑う私?じゃなく着ぐるみリラックマちゃん引っ張って花沢類が外に飛び出した。


なんだ類の奴?
クマ?
着ぐるみ連れて歩いてる?
俺・・・なんか変なもん食ったか?
類の家の門の前、足を止めて瞬きを繰り返しもう一度類の姿を追う。
やっぱり見間違いじゃねえ!
俺は類に声をかけていいものかどうか戸惑いを覚えた。

牧野が類の家にお祝いに行くと言っていたので用事が終わって急いであいつを追いかけた俺。
慌てて類の家の玄関のベルを押す。
通された類の部屋にはバカデカイもぬけの殻の段ボール。
その横であきらと総二郎が腹を抱えて笑っていた。
「牧野は?」
「おう!司か」ようやく俺に気がついたあいつらは俺の顔を見て、またまた大笑い。
「お前の彼女すげー面白い」
「やっぱ牧野しかできねえよな」
息も絶え絶えの二人にちょいとイラつく。
「牧野はどこ行った?」
「クマの着ぐるみ見なかったか?」
「さっき類が連れているの見た」
「あれが牧野」
「あっ」なんであいつがあんな格好してるんだ?
「類、着ぐるみ牧野とデートしてくるって出て行った」そう言って二人は顔を見合わせ馬鹿笑いしてやがる。
慌てて俺も玄関を飛びだした。

近くの公園のベンチに腰掛ける類と着ぐるみ発見!
「遅かったね」と類が俺にほほ笑みかける。
「類、何のつもりだ」
「昔壊されたおもちゃのお返し、これでチャラ」涼しい顔で言い放ち、着ぐるみ牧野を残して立ち去った。
着ぐるみ牧野の横に類の代わりに俺が腰を下ろす。
「牧野?」
「・・・」
「牧野、返事ぐらいしろ!」
思わず着ぐるみの頭を外す。
ゆでダコ状態の牧野の顔が現れる。
「どう・・・みょう・・・じ?あれっ・・・はな・・・る・・は?」視点が定まらないのか牧野は呂律も回らない。
俺は近くの自動販売機で買った飲料水を牧野に飲ませる。
「あー早く、頭とればよかった」とホッと牧野が一息つく。
そんな問題か?
なんで着ぐるみなんだと?こいつの考えがまるでわからねえ。
「類があんなに笑うとこ見たことなかった」なんて、にこっと牧野は笑いやがった。
こいつの笑顔につられて俺も笑う。
思わずキスをしたくなった。
目をつぶって唇をそっと近づける。
それなのにあいつは俺の顔に、自分の顔の数倍分はあるはずのリラックマの顔を両手でギュッと押し付けた。
「なにすんだ」
慌てて俺は毛深い顔から唇を離す。
「見られてる・・・」
リラックマの顔の後ろからあいつの声が響く。
「別にいいだろう」
不満そうな態度の俺に、横を見るように牧野が目で合図を送る。
こいつ・・・
なんか目が泳いでねえか?
周りを見回すと小さないくつもの瞳が俺達の様子を不思議そうに眺めていた。


*ちふゆ様のコメントの類の誕生日をヒントにUPしてみました。
司の夢的な感じにはいきませんでしたが、いかがでしょうか?


 

*「昨日大変だったんだから、道明寺からいきなり夜中に携帯が鳴って起こされて・・・」

くったくなく牧野が笑う。
夜中に起こされたと司の愚痴を言いながらもコロコロと笑い機嫌がいい。

俺も牧野の明るい笑顔に釣られる様にほほ笑んでしまう。

「類、お前がそんな優しく笑うなんて見た事がない」
誰に言われたか忘れるくらいやさしい笑顔が自然にこぼれるようになってることに気が付いたのは、いつからだろう。
牧野と知り合ってからに違いはないだろうけど。
そして・・・
牧野が離れたあとで感じる寂しさ。
それは笑った頬の筋肉をこわばらせてる。




できることならこの花を見たい
しかしもう見られないかもしれない

牧野を見ていてふと以前読んだ本を思いだした。

確か・・・
吉村正一郎の待秋日記だったかな・・・

『できることならこの花を見たい。
しかしもう見られないかもしれない。

たとえ見ることができなかろうととも、花は咲くべきだし咲かせたいから。

いつまで出来るかわからないが水をやるのを怠るまい。

私が見なくても私の愛した花を誰かが見るだろう。

そして、

私に代わって愛してくれるだろう。

それを望んでいる』

俺達が生まれるずいぶん前に出版された本。
確かこの本書いた人・・・
がんで亡くなってたんだっけ。

牧野を花にたとえて思い出すなんて予想外。
くすぐったい笑いがこぼれた。

俺・・・
いつまで君の傍で水やること出来るのかな?
牧野の為に・・・

牧野に大輪の花咲かせるのは司の役目だろうけど・・・
あいつは肥料やりすぎてダメにしちまう可能性あるもんな。


「ねえ、花沢類そう思うでしょう?」
「聞いてる?」
黙ったままの俺に牧野が、すねた感じに頬を少し膨らませた。

「ちゃんと聞いてるよ」
牧野の手前そうは言ったものの・・・
ほとんど耳をすっリ抜けてよく変わる表情を眺めていただけだった。

牧野の司に対する愚痴はいつも同じだ。
だから、大体の予想はつくけどね。
俺は何も言わずにただ聞いてうなずくだけで牧野は満足してるって知ってる。

「俺に言われても仕方ないから本人にいったら」

息を切らせて走ってきた司を視線で示す。

「お前、急に電話切るなよ」
「うそ!なんで!帰ってくるの来週じゃなかった?」
「会いたかったから・・・速攻で片づけて帰ってきた」
驚く牧野を司が両手で抱き締めた。

これで牧野の愚痴を聞く俺の役目も今日は終了。

俺の存在が邪魔したのか牧野が司の腕から逃れ出るのが見えた。

「花沢類、愚痴聞いてくれてありがとう」

牧野の言葉に手で合図を送りながら「クスッ」と俺の口元から笑いが漏れていた。
その後に一抹の寂しさを残して。
                          

                                           引用  待秋日記
                                           吉村正一郎 / 朝日新聞出版


たまには真面目に書いてみよう・・・
ギャグ抜きで・・・
気分転換に書いてみました。
そうするとどうしても類の視点になってしまいます。
今度は司で!
無理だろうな・・・


拍手コメント返礼
ココちゃん 様
コメントありがとうございます。
新しい記事にコメントをいただくのも嬉しいですが、以前の作品にコメントを頂けるのはなおさらうれしいです。
思わず作品を読み直して手直ししちゃいましたよ。

類が主人公になると、どうしても切なくなっちゃいます。
ハッピーな恋より切ない系が似合うのはF4の中ではピカイチですよね。

せんくま 様
拍手ありがとうございます。
初期の作品なんですが久し振りに読み返してみました。
また類の切ない系書きたくなったな。

rain様のリクエストにお応えしてEXILEのBest frien's girlを題材に書いてみました。

歌からの題材って初めてす。
結構難しいですね。

でも聞いた途端に花沢類の想いと重なってしまいました。
せつないバラードの歌、
聞いてキュンとなりました。



Best Friend’s Girl


誰よりも好きなのに
誰も知らないmy love to you
君だけを見ているよ

もう完璧に類ですね。

久しぶりに類君のお話を書いてみたいなと思い立ちお話を考えてみました。
やっぱり私は類も好きなんです。(>_<)
でも司みたいにSにはなれない・・・。
だからきっとるいつくのお話は書けないのではないかと・・・。
楽しいお話、笑えるお話はつかつくで~。
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