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第5話 HAPPY LIFEに続くお話です。
つかつく2人目の投票にはたくさんの参加ありがとうございました。

結果はこちら

男女の双子が結果的には半数を占めておりました。
女の子の投票を入れると90%を絞める結果に!
デレデレ、メロメロの司が見たいというコメント。
想像していることは皆さん一緒なんですね。


今回の題目は 『Fools Rush In』 愛さずにいられない。
2人目の誕生でどんなパパぶりを司が見せてくれるのか。
投票のコメントを参考にしながらUP出来ればと思っております。


Fools Rush Inの英訳は「君子危うきに近寄らず」
Fools rush in where angels fear to tread.
(ばかは天使が歩くのを恐れる所へも突進する。)
つくしに贈る言葉としては的をえてる様な気もします。
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*

「冗談が本当になっちゃいました」
道明寺本社ビル10階の法律事務所。
玲子さんと顔を突き合わせてつぶやいた。

気持ちいい朝に澄み渡る青空。
眺める時間の余裕もなく事務所に飛び込んで朝の挨拶を簡単に交わす。

職場復帰約1カ月すぎの月曜日の朝の玲子さんとの会話が妊娠の報告。
「おめでとう」
喜んでくれたのは言うまでもない。

「つくしちゃん手元に置いときたくて二人目すぐできちゃうんじゃない」
そう冗談交じりに玲子さんにからかわれたのはその前の週末。

育児休暇を3年とるつもりでいた気持ちが揺らいだのは司のせいだ。
ここ数カ月はお茶会にパーティーにどこかのチャリティだと司の名代の役割が重くのしかかっていた。
愛想笑いに囲まれるより悪口言われてた時のほうが気が楽だと感じる重圧。
失敗は司、いや道明寺の名に傷がつくと緊張しまくりだ。

これなら職場復帰の方がましと説得に取り掛かる。
「駿とも過ごせない」
「職場での方が時々司とも会える機会があったよね」
「疲れが取れなくて・・・すぐ眠たくなる。司の相手もできなくてごめんね」
すまなそうな顔を作って「弁護士の仕事に復帰してもいいかな」って切り出した。
仕事を持っているという逃げ道で私の道明寺司の妻としての役割は減少傾向になるはずだとの打算的考え。

『司の相手』が効いた様に緩んだ顔で「しょうがねぇ」と許可が下りた。
だからかッ!?
弁護士としての職場に復帰してすぐ妊娠発覚。
このやりとりだけは誰にもばらせない。
これじゃ、あわてて職場復帰しなくても良かった話だ。
妊娠で名代の仕事はできなくなったはずだから。

「駿君の時も弁護士になって就職して1カ月くらいの頃じゃなかったけ?」
玲子さんの声に何とか意識を今に戻した。

「そうなんですよね~」
しみじみと相槌を打ちそうになった私の前にニンマリ気味の甲斐さんと目が合った。

「なに、ニヤついてるんですかぁ」
照れを隠す様に言葉尻を強める。

「速攻つーか、やることに隙がないって言うか・・・。俺も見習うかな」
「子供の前に結婚でしょう」
「玲子さんに結婚の二文字をちらつかせてもらいたくないですよ。俺よりそっちの方が切実でしょう」
「それセクハラだって気がついてる」
腕組みの仁王立ち状態の玲子さんは威嚇十分だ。

「このくらいで訴えられたら俺に対するセクハラじゃ実刑確実ですね玲子さんの場合」
「最近へこたれなくなったよね」
「最大級の威圧感に威嚇は代表で慣れてますからね。玲子さんくらいじゃなぁ~」
甲斐さんは腰に手を当てて胸を張り今にも笑い声を上げそうだ。

「今度も代表ここに入り浸ると思う?」
「執務室の隣につくしちゃん専用の部屋作りそうな勢いだったもんな」
「二人目だから少しは慣れたんじゃない?」
「本社から外出するたびにここにきてつくしちゃんのお腹をなでですごい幸せそうな顔を見せてくれてたもんね」
「俺らなんて眼中にないって世界だったよな」
聞いていて恥ずかしくなる。

「もう、いいですから」
駿がお腹にいた頃を思い出して真っ赤になって両耳をふさぐ。

「ほほえましくてこっちまで幸せのおすそ分けって感じだったんだけど」
「俺達だけのベストショットいくつも見れたもんな」
「「別人の代表」」
二人の声がそろってにっこりほほ笑む。


「また昼休みは社員食堂でかいがいしくつくしちゃんの世話を焼く代表が見れるかな?」
「わ~見たいかも~」
「させません!」
恥ずかしさに泣きそうな声で叫んでしまってた。
*

職場復帰したばかりのつくし。
妊娠を告げられたのが二人っきりの時じゃなかったのを差し引いても喜びは顔に出てしまう。
「育児休暇を取ったまんまにしておけばよかった」
恥ずかしいなんてつぶやきながらも最高に優しい笑顔を浮かべたつくし。

「駿もお兄ちゃんだよ」
言われた駿はきょとんとした表情を浮かべるだけだった。
まだ分かんねえよな。




「西田、家族が増えるぞ」
執務室の椅子に腰をおろしてデスクの前に立つ西田。
「今日の予定は・・・」と言いかけた西田の声が途中で止まった。

「おめでとうございます」
そして予定を確認する様に手元の書類に視線を落とす西田。
俺に移した視線は1秒もない。

「お前、嬉しくないのか」
飛び上がれとまでは言わないがまったく感動が伝わらない。

「うれしですよ」
それよりも仕事が先ですとでも言いたげな感情が顔に浮かぶ。
俺の不満げな表情に小さく洩らすため息。

「再現するつもりですか?」
「再現て何を?」
「つくし様が初めてのご懐妊の時、どれだけあちらの事務所にご訪問されていたか・・・」
読み上げましょうかとスーツの内ポケットから取り出す手帳。
あれには俺が喜ぶことは記載されてない気がする。
今度はそこまではしねぇよ。
たぶん・・・。

「駿で慣れてるから大丈夫だ」
「そうだといいのですが」
口の中でつぶやく声もしっかり唇の動きで読みとれた。

「今日は1日中こちらで仕事になっていますから、ウロウロする時間はありませんよ」
俺を落ち着きなく動き回る冬眠から覚めたクマみたいな言い方すんな。
今は妊娠くらいじゃおたおたはしない。
出産になったらわかんねぇけど。
まだ半年以上先の話だ。

「昼は会食を入れるなよ」
昼くらいつくしと一緒に食事する時間があればいい。
朝は一緒に出勤して昼の短時間で何もないと様子を確認して、夜は一緒に眠る。
充実した時間が過ごせるはずだ。

「その顔で、執務室から出られませんように」
「はぁ?」
西田に指摘されて思わず頬に手のひらを当てる。

「そんなにまずいか?」
「緩みきった表情は私どもよりつくし様が恥ずかしいかと・・・」
頬に触れていた手のひらで頬を持ち上げた。

あほらしい。
そのまま手のひらを頬から滑り落とす。

突然俺に背中を向ける様な体勢を西田がとる。
両肩が微妙に揺れている。
笑われた。

*

「わぁ!走るな!飛ぶな!持つな!」
目の前に必死の形相が迫る。

そう言われても困るものは困る。
駿を追いかけて階段1段飛び越すのも、抱っこするのもしょうがない。
今1番手のかかる2歳児なんだからッ。
止めるなら私より駿の方だぞ。
まだ今のところ体型が変わっているわけじゃないから駿の世話をするのも苦痛じゃない。

「ねぇ、私を抱きしめるより先に、駿を捕まえて欲しいのだけど」
「えっ?あっ?そうか・・・」
慌てて私を抱いていた腕の力を緩めて幼い声の上がる方に司が視線を移動させる。

廊下の端の方にすでに移動している駿。
歩くと言うよりは走りまわっている。
屋敷の中が広いだけに一度目を離すとどこに迷い込んでるか分からなくなる。
家の中で迷子になるってどこまで広いんだか。
駿にリードをつけたいとこの頃本気で思っている。

簡単につかまった駿は司に肩車されて御機嫌だ。
「あんまり世話やかせるな」
頭の上の駿を見上げながら司が目を細める。

「言ってもわかんねぇか」
駿の笑い声に合わせる様に司の口元にも笑みがこぼれた。








「駿で慣れたから大丈夫だ」
司が言っていたのは翌日には妄想だと気が付いた。
相変わらず1日1回は10階の事務所に顔を出す司。
「変わりないな」って、数時間で何か変化がある方が怖い気がする。
甲斐さんも玲子さんも駿君の時で慣れたって半分面白がっている節がある。
今はまだ身近な人しか私の妊娠は知らないはずだ。
だけど、この調子じゃお腹が膨れる前に私の妊娠は会社中に知れ渡ることになりそうだ。
駿の時と同様に社員食堂まで出没されたら・・・。
『甲斐甲斐しく奥さまの世話を焼く代表』
このフレーズは今回も有効な気がする。

今も、都内に出ていくついでだと事務所に顔を出す司。
周りは素知らぬふりで見て見ぬふり。

「もう、毎日事務所まで顔出さなくていいから」
「ついでだろうが」
「ついではいいから」
「ついでじゃなきゃいいのか?」
「駿で慣れたんじゃないの?」
「気になるものは気になる」
顔を下に向けた甲斐さんが笑いを噛み殺してるのが分かる。
肩が完全に震えています!

追い出す様に司の背中を事務所の外に押しやった。
「無理すんなよ」
温もりのある瞳に優しさのこもる声。
だから・・・。
無下にできなくなる。

「大丈夫だから」
肩に置かれた暖かい手のひら。
それを感じながらその手に自分の手を添える。

「今日は早く帰れそうだ」
待っているの気持ちを乗せてコクリと頷いた。


拍手コメント返礼
しずか様
最初の書きだしは悪阻でグダグダ気味につくしを書いてたんです。
でも途中で却下しました。
いい場面が浮かんだらそのまま言っていたかもしれませんけどね(^_^;)
*
「う~っ」
唸る?
呻る?
俺が帰ってきても気がつかなくてウナル背中。
今度は腕組んだ。
そしてハーアーと大きく息を吐く。
次はそっとお腹に手を当てて撫でた。
後ろからでもつくしの動きが予想できる俺。
じーっと、観察中。

嫌なことでもあったか?
「おい」
「へっ?あっ?お帰り」
振り向いた口元に笑みが浮かぶ。
明るい表情。
さっきの唸りとえらい違い。
一緒のやつの態度とは思えない。

「気がつかなくてごめん・・・」
「考え事か?」
「まあ・・・そう言えばそうなんだけど・・・ね」
「今日、産婦人科に行って来たんだけど・・・」
朝の出勤前に検診に行ってくるなんて言ってたことを思い出す。
駿の時は俺も何度か一緒について行った。
つくしのお腹の中で手足を伸ばしてあくびしたなんて説明聞いてワクワクしたのも昨日みたいだよな。
時間があれば俺もついて行ったのに朝一の会議が邪魔をした。

「何かあったのか?」
食い入る様につくしの腹部を見つめてつくしの手のひらの上に俺の手のひらを乗せる。

「あったと言えばあったのかな」
病気とか・・・
育ってないとか・・・
生まれないとか・・・
実は妊娠してなかったとか・・・
頭ん中にグルグル浮かぶ異常事態。

「グフフ」
「なに噴き出しているんだ」
俺は本気で心配してるんだぞ。

「二つだったんだよね」
「二つ?」
「何が?」
「心臓がね二つ動いてた」
つくしの手のひらの上に置いていた俺の手のひらをつくしがつかんで自分の手のひらと入れ替えた。

「心臓が二つあるのか!?」
心臓が二つあったら病気か?
んな訳ねよな。
一つのものが二つあれば上等じゃないか。
一つ止まっても生きていける。
心臓二つ持っている人間なんて聞いたことないよな?

「なんか変なこと考えてない?」
眉をしかめた顔がじっと俺を見つめる。
「百面相になっているんだけど?」
呟いた口元がまた「クスッ」とほころぶ。

「二人いるみたい」
「二人・・・」
「双子だって」
「へぇ、双子か・・・ ふッ双子!」
駿の時より突拍子もない声が頭の先から飛び出した。

「まさか双子だとは思ってもいなかったからなぁ」
「うれしいのはあるけどびっくりしちゃった」
人を心配させる様な言いかたするなッ。
華奢な肩を胸の中に押し込めて長めの息が俺の口から洩れた。
俺の心臓が半端なく鼓動を速めてた。
今も・・・収まらない。

「双子なら双子と最初から言え」
「言ったよ。心臓が二つだって」
「ばーか、勘違いするだろう」
「勘違いって?」
どこをどう勘違いするのか分からないときょとんとした瞳が俺を覗き込む。
「ごめん、あなたは普通じゃなかった」って、言われた。

「男?女?」
「まだわかんないよ」
「すーげ幸せ」
抱きしめながら耳元でそっと囁いた。



今回は双子ということでお話を進めさせていただいてます。
男女の双子が投票ではトップ。
女の子の双子という意見もありましたが・・・。
どっちだろう♪
さあ次は名前だ!
駿君の名前も投票TOPから頂いたんですよね。
ということで今回も投票をお願いします。(上げてる名前は以前の投票で多かったものです)


拍手コメント返礼
こざるまま様
初めまして♪
おもしろいと言っていただいてうれしいです。
花男を知ったのは私も漫画が最初ですが、あんまり2次小説にも興味なかったんですよね。
でもドラマのFを見てからムズムズとして2次を検索。
原作を離れた世界に驚きました。
で・・・私の欲する世界に行きあたらず自分で書き始めたて現在に至ります。
双子ちゃんまで産ませる結果になりました。
よろしくお願いします。







今回のお話はFools Rush In 5でいただいた、ち**様のコメント
『F3が聞いたら大爆笑ですねぇ~』
バラしたい。
と言う事で私もばらしたくなっちゃいました。
そんな訳で久々のF4&つくし勢ぞろいのお話です。
あっ・・・駿君につくしのお腹の中には双子ちゃんもいたんだったわ。(^_^;)

*

「双子なんだって?」
「玲子さん、情報が早いですね」
「所長から聞いたのよ」
事務所の中の窓際のテーブルでおでこをつき合わせて始まった会話。
コーヒーを持った甲斐さんまでしっかりと玲子さんの横の席を確保してる。

「一気に二人っていいわよね」
「私も生むなら双子がいいな。それも男女の双子ね」
甲斐さんをチラリと見て玲子さんはそのまま話を続ける。

「僕も玲子さんの場合はそれがいいと思いますよ」
甲斐さんが悪戯ぽい笑顔を作って玲子さんに視線を向けた。

「なによ、男性が興味を持つ話じゃないでしょう」
そんなことはないとでも言いたげに甲斐さんの口角が軽く上げてフッと声を漏らす。

「ただ玲子さんの場合は年齢的にのんびり数年ごとに妊娠するには無理がないですか?それにまだ結婚もしてないし」
「あのね、結婚しなくても子供は産めるんだからね。それに40過ぎても子供は産めるのよ。それに私はまだ30歳だからね。充分時間はあるの」
「一人じゃ無理でしょう?」
「何なら僕が・・・」
ポクッと甲斐さんの頭が音を立てた。

「まだあんまり分かんないはね」
「駿君の時もお腹あんまり目だたなかったでしょう?」
完全に甲斐さんを無視した態度の仕返しに出た玲子さん。
甲斐さんはその横で大げさに頭を押さえてる。
おかしくて自然にクスクスと声がこぼれた。

7か月を過ぎたあたりから急にお腹が張り出したって感じだった身体の変化。
2週間の出張から帰ってきた司が驚いて「もう生まれるんじゃねぇか」と、心配して病院に連れていかれそうになったことは・・・。
まだ誰にも言ってない。
今回は5カ月ぐらいで病院に連れていかれそうになったどうしよう・・・。
思わずよぎる不安。
しっかりとなが~くお腹に赤ちゃんを入れておかないといけない状況をしっかり司に学習させておこう。
1児の父親に必要な講義か?
バカみたいな考えも心の奥がくすぐったくなる。

「今度は2倍ですからね」
一人の時の妊娠と大まかに考える2倍の感覚。
考えても想像つかない部分もある。
はっきりしてるのは妊娠期間が2倍にならない事くらいか。
二人分の命がお腹で育っているのは駿がいた時以上に幸福感をもたらしてくれている。
男の子でも女の子でも早く元気に産まれてくれればいい。
あっ・・・早く生まれてっていったら司と一緒じゃん。
でも双子は早く生まれることが多いから早産に注意しましょうとは言われたんだよな。
このこともぎりぎりまで司には内緒の方がいい。

「つくしちゃん見てるとこっちまでうれしくなってくる」
「え~ッ」
私・・・今・・・そんな緊張感のない表情してた?
していたかもしれないことは否定できないよな?
キャーーーーやばッ。
思わず両頬を頬で押さえて上に持ち上げた。

「だってすご~く幸せそうなんだもん」
目の前でやさしく玲子さんがほほ笑んだ。

「性別分かったら教えてね」
「まだ二人ともこんなものですから、まだ先ですよ」
親指と人さし指を丸めて作る直径1センチの円。
それを片目にあててそのまま玲子さんの顔を覗き込む。

「こんなものなのね」
真似する様に玲子さんも指で円を作って片目にあてた。

「甲斐!君も最初はこんなものだったんだから」
玲子さんはそのまま横を振り向いて甲斐さんに視線の標準を合わせた。

「・・・って、みんないっしょでしょう」
ぼやきながらも甲斐さんは玲子さんが機嫌を直してくれたことにホッとした表情を見せる。
この二人の関係もなかなか面白いものだ。


双子ちゃんの投票も1,800を超えました。
ますます悩む~。

最近のニュースで7月からのドラマで『美少年ですね』の日本ドラマに『花ざかりの君たちへ』が始まるとの記事をみつけました。
イケメンですねは韓国でしょう~イメージ壊すなよ!と突っ込みを入れ『花ざかり~』の前作は小栗君が出演していたなと懐かしく思いだしました。
もしかしてこの調子で行くと『花男』のドラマもリメイクあるってこと?
それだけはヤダーーーーーーと叫んでいます。


拍手コメント返礼
sako様
特に評判の高いドラマのリメークってすぐには無理でしょうね。
10年後?とかはあるのかな?(^_^;)
ほとぼりが冷めた頃とか?それでもヤダー。

原作よりも良かったと思えるものはあんまりないですものね。
今は日曜の『JIN』に期待してます。(恋愛の話しは薄いですけどね)

annie様
お久しぶりです♪
花男のキャストはあれ以上のものはないと私も思っています。
Fの映画を見た後あのまま本当に結婚しちゃえ!と思っていました。(笑)

美男ですねもグンソクを超えられないでしょうね。
それに玉森裕太に藤ケ谷太輔に八乙女光ってあまり知らないんですよね。
ジャニーズということはしってますけどね。

双子って産むまでも産んでからも大変ですよね。
私の友達は男二人の次が女の子の双子でした。
産まれるまでは入院したりで大変そうだったなぁ。
駿君の時とは違った慌てぶりの司をみたい様な気がします。




*

妊娠かもと思って内緒で都内の産婦人科を訪れたのは三か月前。
道明寺指定の病院はすぐに司に報告がいくからと遠慮させてもらった。

エコーに映る小さな袋が2つ。
その中で小さく脈打つ心臓。
「あら??これはもしかして双子?」ドクターの言葉に最初に出た言葉は「えっ?」
一度に二人も産めるのか?
なんてことを思ってしまった。

「双子は珍しいことではないですから、大丈夫ですよ」
看護師さんの言葉に私はそんなに不安な表情を作ってたのかと慌てて笑顔を作った。
2度の苦労が一度で済む!
なんて考えれば得した様なもの。
ホントか?
双子の育成には何ら不安なはない。
子供の世話には事欠かない道明寺邸。
十人生んでも大丈夫みたいな勢いで駿の相手をしたがる使用人。

司の世話をするよりは楽だと思う。
「つくしさまに来ていただいて・・・」
涙ながらに礼を言われた新婚当時。
この人はどこまで世話を焼かせていたのだろうと駿と積み木を積み上げる道明寺総帥を見て思う。
今でも子供二人を相手にしてるみたいで大変なんだけどな。
「フー」ため息交じりの声が漏れる。

最近自我に目覚めた我が息子。
覚えたての言葉で「ヤダ」を連発。
息子に「ヤダ」と言われて・・・
「なにがヤダッ」
「俺にタテつくな」って本気で言い合ってるもの、あの親子。
遊んでるのか、遊ばれてるのか・・・。
駿に取られないように駿が背伸びして手を伸ばしても届かない位置でゆらゆらさせる木製の四角い積み木。
怒った駿は司の膝に乗っかって胸に足かけて、手で頭を抑え込む。
絨毯の上に倒れ込んだ司は顔を踏まれて駿に積み木を取られてた。

双子が生まれて数年後はどうなるのか?
きっと今よりにぎやかになるね。
幸せなことももっと多くなる。
思い出もいっぱい増やそう。
眺めてるだけで幸せを感じる時間が今も緩やかに時を刻む。

「おい、お前食いすぎじゃねぇの?」
「さっきから食ってばっかだぞ」
司の胡坐の上でちょこんと座る駿。
上下に並ぶそっくりな顔。

「だって、いっぱいお祝いって贈ってくるんだもん」
「メロンでしょ、桃でしょ、イチゴに、マンゴ・・・」
「クッキーもある。これって高いのよね」
「あいつらが贈ってきたものならそれなりの値はするやつだろう」
花沢類と西門さんと美作さん、交互に贈ってくる食品。
どんだけ私が食べると思ってるのか、食べきれる訳がない。

「体重管理はしっかりしてるから大丈夫よ」
「それに駿の時とは違って双子だからかなお腹が空くんだよね」
「だからって、もったいないとかって全部食うなよ」
「食べないわよ」
駿を抱いて側にやってきた司が籠の中のクッキーを一つ摘まんで駿の手に握らせる。
おいしそうにぱくつく駿。

「食べてる時は誰かと一緒で大人しい」
「失礼だね」
「双子の性別分かったけど聞きたくないんだ」
「ばか、早く教えろ」
キョトンとなった司が焦ったように口調を強めた。

「男の子・・・」
「また男?」
「・・・と女の子だって」
「男と女か・・・」
「すげー楽しみ」
満面の笑みで私を司が抱きしめる。

クッキーを握り絞めたままキョトンとした駿が見えた。
その顔がさっきの司とそっくりで・・・。

「駿」
呼んだらニコリ笑顔を作って膝に抱きついて甘えるように擦り寄る。
その顔もやっぱりパパにそっくりだった。


久々の更新です。
六月になってまだ更新してませんでしたね。
すっかりこっちのお話はのんびりペースになってます。
もうそろそろつくしちゃんのお腹も目立ってくる頃でしょうか?

双子の性別だけ先に発表♪
名前はもうしばらくお待ちくださいませ~。
*

妊娠6カ月目に突入。
駿がいた時の8カ月くらいのお腹はしてるとお腹を撫でながら思う。

「ウォーッ、もう生まれるんじゃねえのか?」
2週間ぶりに出張先から帰ってきた司の第一声。
2週間でそんなに大きくなっか?

お腹は大きくても胎児は成長過程で機能も未発達だ。
今生まれては問題がある。
後、最低2カ月はお腹の中にいてもらわなきゃ困る。

それよりもさすがに6カ月からこのお腹はきつい。
仕事も休みに入ったが、一人と二人じゃお腹の中の胎動が違うと気がついた。
真ん中でグルッと動いてた駿。
左右にしっかり定位置を確保してる双子達。
片方が動きを止めたと思ったらもう片方が動き出す。
いつもお腹がグルグルいっている感じだ。

寝ていても上向きにしか寝れない体勢。
横を向くと下の子供に上の子が乗っかるから胎動が激しくなると言うことが最近分かった。
やっぱ狭いよね。
このお腹に二人だもん。
産まれたら無駄に広い部屋ばかりだからゆったりできるぞ。

「大丈夫なのか?」
生まれると思ってまだ心配そうな表情を見せる司。

「大丈夫だって」
「でも駿の時はこんくらいで生まれただろう?」
「休み取らなくてもいいか?」
西田に連絡するって携帯を握りしめる司から慌てて携帯をとり上げた。

「まだ生まれたら困るの」
「それこそ生まれそうになったら入院しなきゃいけなくなる」
「とにかく今回は帝王切開になるだろうから生まれる日も決まってるの」

「帝王?・・・節介?」
「俺がお節介?俺が生ませるなんて出来ないぞ!」
なに訳の分かんないこと言ってるのか・・・。

「あのね、手術であかちゃんをとりだす方が安全なんだって説明受けてるの」
「手術!?」
「腹切るのか?」
「そうなるね」
「痛いぞ」
手術の経験はないから分かんないけど出産の痛みを考えたら我慢できないものはないと思う。
司の顔が痛そうな表情を見せる。

「今からそんな顔しないでよね」
でもその心がうれしい。

「心配になってきた」
「えっ?」
「駿の時は無事に生まれるかってそればかり考えていたけど、今度はお前の体にメス入れるんだよな?」
「自分が切られるより痛い気がする」
考え込む表情に変わった。

だからって・・・
なにを考えてる?
まさか自分が代わる!なんてことは無理だ。
最高の病院と医者を手配するとか?
この辺が妥当?

「駿の時より多めに休みをとる!」
「えっ?」
「いい考えだろう」
・・・って、今度は出産の日も決まってるからその日だけ休めればいい訳で・・・。
駿の時は初めての事で心細さもあったから、手を握って励ましてくれたのはとてもうれしかった。

今度は手術だから私が陣痛でがんばる必要はない。
ずっとついててやると言われてもその方がつかれそうな気がするんですけど・・・・。

「あのさ、生まれてから休んでもらうだけでいいと思うんだけど」
「お前は安心してればいい、俺にすべて任せとけ」
だから、あなたに任せられる事ってないでしょう!
私の不安を察知したようにお腹の中の双子が激しく動いた。

「イッ」
「大丈夫か」
私を抱き寄せるように寄り添う司。
これだから目が放せねェって・・・

もう!
ほんとうにバカなんだからッ。

ほどほどでお願いします。
お腹をさすりながら諦め気味の気分。
なにをやっても私の為だと思ってるんだからしょうがない。
司を見つめながら頬が柔らかく緩んだ。

そろそろ双子ちゃんの名前を決めないと、駿君の日記で何時までも弟、妹じゃ誤魔化せない!!
ということで発表です♪