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明けまして
     おめでとうございます。


昨年中はたくさんご訪問いただき温かい拍手とコメントありがとうございました。
今年も変わらぬ愛読をよろしくお願いします。


12月31日は紅白を見ながらと思っておりましたら、9時前には寝てしまってました。
お酒が入ってたこともありますが、子供の一緒に寝ようの魔の言葉。
寒い冬は暖かい布団の中に1度入ったら抜けられません。
そのまま朝まで・・・。

「新春スペシャルドラマ花男」じっくり見いっていたらF3が出てこない。
最近みんな忙しいからなと納得していたら初夢でした。
忘れないうちにストーリーを書いとこうと忙しい?合間にPCに向かっています。

ここ2日ブログを書いてなかったら頭の中で物語は5話程度書けそうなくらいに膨らんでしまっています。
まるで便○の苦しみ。
早く出したいーーーーーー。

そんなこんなんで気晴らしのショートショートを2011年初UPです。
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正月も3日をすぎて今日からお仕事という方もいたのでは?
何とか無事に嫁業を終わらせて帰宅しました。
旦那の実家にはPCもなくてさびしかったなぁ

時々思いついたお話を携帯にメモしていたら気がついたら20個程度の短編ができあがっていました。
まだ日の目を見るまでは書き直しが必要ではありますが携帯片手にPCの画面を睨みつけて・・・。
じっくりとした時間がまだ無くて、今回は一度没にした作品を手直ししてUPしてみました。
それもPW付きのお話。
年に1度の七夕様的お話をいくつか候補を上げて書いていたお話の中の1つです。
あと数個似た様なやつの没になったお話がPCの中に埋もれています。

私としても予想外のUP。
スル~してもらった方がいいかも(^_^;)

まだまだ時間が足らない状態でおもうようにUPできませんが来週までお待ちいただけたらと思います。


PW発行に関するお知らせ。


ハリー様

「TITLE」とはメールの見出しみたいなことです。
この場合はPW発行依頼ということをご記入いただけたらと思います。
再度メールアドレスを記載の上ご連絡をお願いします。
すぐにPWをメールで送らせてもらますのでよろしくお願いします。
 *
-From 1 -

「もう、帰んなきゃいけねぇ」
お前に会うだけに帰ってきたと照れくさそうに笑う。

「あと少しの辛抱だし」
背中から抱きしめた腕は離れ難そうに私を抱きしめる。
「連絡くれないとダメだからね」
胸の前に組まれた手のひらを自分の指先で強く包み込んだ。

空港までの車の中、モット距離があればいいのにと道明寺が耳元でつぶやく。
ふざける様に耳元に息を吹きかける。

「くすぐったぃ」
我慢できずに両腕を突っ張った。
絶対わざと遊んでる。
どんなに距離があっても別れの時は少しづつ近づいてきている。
別居生活もあと少しだから・・・
ごめんねの言葉を心の中に呑み込んだ。


空港のラウンジの入り口。
西田さんが深々と頭を下げて待ち受ける。

「申し訳ありませんでした」
きっと西田さんの携帯から送られてきた写真の詫びだ。

「気にしてませんから」
「坊ちゃんの悪戯にも困ったものです」
表情変えずに困ったと言われても・・・
苦笑するしかない。

数歩先の道明寺は社員らしき人の報告を渋い顔で聞いている。
眉がつり上がってきた。

「つくし様・・・」
「はい?」
「少しばかりのお願があるのですが・・・」
西田さんが道明寺から私が見えない様に動いて背中に隠した。

・・・

・・・・

・・・・・・・!?

「えっーーーー」

叫んだ口を思わず両手で塞ぐ。

「本当に?」
「お願いします」
それで無事に事は運びますと西田さんの口元がわずかに緩む。

「坊ちゃんは至ってつくし様のことになると子供より扱いにくくなりますから」って・・・
どんな評価を道明寺は西田さんに受けてんのよーーーっ!

気の乗らない舞台に無理やり乗せられてしまってる。

西田さんの期待の視線を背中に受けながら道明寺へと歩み寄る。

「どう・・みょう・・じ・・・」
「あっ?」
つり上がっていた眉が元の位置に戻って優しく細める瞳の上に乗っかった。
「もう少しの辛抱だからな」
ポンと片手が私の頭をなでる。

「あのね・・・」
「んっ?」
覗き込む様な感じに道明寺の首が傾く。

「離れたく・・ない」
「このままついて・・・行き・・・た・・い」
とぎれとぎれに喉の奥から言葉を吐き出す。

「へっ?えっ?」
きょとんとなった顔が完全に緩んで私を抱きしめた。
「すげーうれしッ」
「このままついて来い!」

「へっ?えっ?」
抱きしめられたまんまの腕の中でドキッと高鳴る鼓動。
ついて行けるわけがない!
来週からは最終試験が待ってるんだからッ!
無理だーーーーー。

西田さんの読み外れてないか?
坊ちゃんに離れたくないという二アンスでお見送りをお願いしますと作戦を与えられた。
だから言っただけなのにーーーッ。
西田さんのウソツキ!
それで機嫌よくNYに帰ってもらえますなんて誰が言ったんだーーーーーーー。

「あっ・・・」
「それは・・・ダメかな・・・」
気まずい思いが顔に出る。

「テッ!」
道明寺の親指と人差し指が私の鼻先をつまむ。
「そんなどぎまぎした顔すんなっ」
「冗談だよ、連れて行けないことぐらい理解してるよ」
「西田も余計な気を回し過ぎなんだ」
私を通り越して視線をちらっと道明寺が西田さんに向けた。

「試験頑張れよ」
そう言って踵を返すとスタスタとデッキに向かった道明寺が歩き出す。
私を振り返りもしないで片手を上げて手を左右に振って消えていった。

ついて行けたらついていきたい気持ちはホントなんだからね。
見えなくなった道明寺の残像に舌を出して顔をしかめる。

「よし!頑張るぞ!」
つぶやきながら小さく片手でガッツポーズを作って空港を後にした。
弁護士になる夢まであと少しの辛抱だ!



何かと忙しかった年末年始。
少しづつ連載のお話も再開です。
って・・このお話もあと少しで終わりなんですけどね(^_^;)
 *
-From 1 -

見渡せば見渡すほど落ち着かない。
のんびりとくつろいでる道明寺を見ればなおさらだ。
必要なものは全部お前んチから運んできたってッ!
許可なくか!
もともと私にというか、人に許可を得る必要性なんてモノが道明寺の頭の中に生息してるはずがない。

道明寺が顎で示した部屋のドアを開ける。
荷物持ってきたって・・・。
私の部屋の物がすっぽり全部移動させてるよッ。
ただ違うのは部屋の中が私の部屋の3倍はあると言うことか。

「これで困らないだろう?」
背中越しに頭の上から聞こえる横暴な声。
「困る困らないの問題じゃないでしょう!」
必要以上に高くなって裏返る声を発しながら見上げる。

目の前の道明寺は私の不機嫌な原因には関知してない様な無頓着な表情を見せる。

「いったいうちの親になんて言ったのよッ」
「しばらく俺んチでに住まわせます」
「もしかしたらそのまま結婚までということになるかもって言っておいた」
涼しげな表情で音符付きの機嫌のいい道明寺の声。

「お前の親もどうぞ、どうぞだって」
道明寺に言われてダメだなんて言える強気な根性はうちのパパもママも持ってないつーの。


道明寺と会えないと思ったら花沢類にパーティーに連れられてこられてた。
そのパーティーで久しぶりに道明寺にあったと思ったら私の命が狙われているって聞かされた。
その夜はホテルで道明寺と過ごして、そしてマンションで道明寺と同棲!

なんて目まぐるしい展開だ。
こんな展開を誰が予想できるのだろう?

自分の知らないところでいい様に道明寺に誤魔化されている様な気がする。
「そう、じゃあ、私この部屋を使わせてもらうから、1歩も行ってこないでよね」
道明寺の目の前でバタンとドアを閉めてやった。




何が何だか分からないままに始まった同居生活。
朝からご飯を用意して、向かい合って食事をとる。
冷蔵庫の中もしばらくは料理に困らない食材であふれてた。

エンゲル係数はうなるほど高いけど・・・

私に言わせれば豚肉も三枚肉で十分だ。
こうなれば庶民の味を道明寺に植え付けてやる!
力入れるところが違う気もするが、私にできるわずかな抵抗の気がする。

でも・・・
1日と経ってない短時間でここまで完璧に準備できるなんてさすがだわ。
この手まわしの良さは絶対道明寺だけの考えではないと思えるけどね。
F3もきっと絡んでる。

全部の思いを飲み込む様に箸でご飯を喉にかき込む。
「なぁ?」
「なに?」
お茶碗を口に持っていたまま眼だけをじろりと道明寺に向けた。
「おれ、いつまでお前の部屋に入れないの?」
「そんな状況じゃないでしょう!」
御飯粒を吐き出しそうになる一歩手前で声をしぼる。

「全部事が収まるまでダメだからね」
「チッ」
道明寺から聞こえる舌打ち。

「まぁ、しばらくはおとなしくしといてやるよ」
そのしばらくは、数時間?数日?
微妙だよなぁ。
緊迫感なんて全くないじゃないか!


食後に何事もなく普通にあいつは会社へと向かう。
それを見送りながら出るのは溜息。

左右前後とガタイのいいお兄さんたちに取り囲まれて、背伸びをしても、飛び上がっても道明寺の姿なんか見えなかった。

「おとなしくしてろ」って、言い残してステップ踏みそうな軽い足取りで車に乗り込む道明寺がわずかに、立ち並ぶ数本の脚の間から見えた。

「あの・・・、もしかして大学もこの感じですか?」
おずおずと下から目線で顔なじみのSPさんに問いかける。
「そうなります」
手短だが威圧的に感じる態度。
選択の余地は・・・ないよね。

やっぱり、溜息しか出てこなかった。

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